マンハッタンで音楽家向けのワークショップを実施
あと二ヶ月ちょいです。心の準備も含めて、諸々準備中です。
3月24日・25日の週末に、「Freedom to Make Music」という楽器演奏者と歌手向けに主に米国のAT教師たちがそれぞれの技術を伝えるワークショップを行うイベントがあります。サブタイトルは、「Alexander Technique Conference for Instrumentalists & Singers」。
アレクサンダーテクニークの音楽家向けのカンファレンスですね。
こちらがそのページです。
https://www.freedomtomakemusic.com
イベント紹介文の一部です。
The success of every musician depends on their health and well-being. This conference is designed for performers, teachers and students of music, as well as Alexander Technique teachers and trainees to come together to explore ways to maintain and enhance their wellness. Come explore how you can help yourself be the best musician you can be.
すべての音楽家の成功は、健康や体の良好な状態が基になっています。このカンファレンスは、アレクサンダーテクニークの指導者や訓練生だけでなく、プロのパフォーマーや音楽指導者、学生が一堂に会して、自らの心身の健康の維持促進を探求していくための機会です。ぜひ参加して、どうしたら自分自身で「自分のベストな音楽家」になれるのかを探求してください。(拙訳)
健康と体の良好な状態(well-being)が音楽の成功の基!まったくその通りですよ。体の状態が音に反映されるように思います。悪い状態であれば、音も響きも悪くなる。そして、いい状態であれば、音も響きもよりよくなる。
聞いている人を癒したり、喜ばせる力が音楽にはありますよね。その大元に、その音楽を奏でる人の状態が関係していると。ここまで含めて、音楽の技術といえるでしょうね。
ここで行われるワークショップ講師群の中に私が加わります。
洗練されたアレクサンダーテクニークを逆輸出
私自身は音楽活動はしていないのですが、音楽家は日頃のレッスンでプロやアマチュアの方々を指導しています。そこでの役立つ技術を伝えるつもりです。
私の技術は、一般的な指導内容とは異なっています。そして、今まで以上に役立つものとなっていると思うからこそです。
ハンズオンといって指導者が手で導いていき、漠然とした感覚を伝えているやり方ではなく、何をどうしたら自分でそれを再現できるかまで含めて、具体的なやり方を伝えています。
異なっているといっても、アレクサンダーテクニークではなくなってしまっているのではありません。より洗練させたものと考えてもらえるといいでしょう。
アメリカにいるアレクサンダーテクニークを学ぶ音楽家や指導者にとっても、この技術は新しいもので、きっと役立つものとなると思っています。ぜひ使ってもらいたいんですよね。
元々、アレクサンダーテクニークは英国が起点の国といってもいいでしょう。でも、米国も、創始者のフレデリック・マサイアス・アレクサンダー(F. M. Alexander)が、長く滞在して指導していた国でもあって、指導者の数もとても多く、浸透している国の一つです。
なので、発祥(発展かな?)の一つの地に逆輸出するような形ですね。
紹介動画で告知活動中
ワークショップをやるといっても、他の先生のワークショップもあるので、とにかく興味を持ってもらって、私のワークショップに参加してもらえるように、色々と告知活動をしているところです。
その一つで紹介動画を作りました。よかったらみてください。
もし、音楽をやっていて、このイベントの参加に関心がある方がいたら、ぜひ声かけてください。割引が適用されますので。全期間受講費の$240(3月1日まで)が$200になりますよー。
あ、でも、もちろん講義は全て英語ですけど。。
夏にはシカゴでもデビュー
そして、この夏にはアレクサンダーテクニークの世界的なコングレスが、やはり米国のシカゴで行われるのですが、そこでも私がワークショップを行います。
今回はその前哨戦みたいな感じですね。
3年前にあったアイルランドでのコングレスでもワークショップを行ったし、昨年にはスイスで指導者や訓練生中心の1日ワークショップも実施したので、海外の人向けのワークショップも少し慣れてきました。
こうした経験を活かして、今回のニューヨークでもよりよいものを伝えてきたいと思っています。
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