新しいポール・レポートを公表しました




新しいレポートを公表

ポール先生
私の考えの一つを示すレポートを作りました。ポール・レポートです!英語なんですが。。

海外にはより多くの先生や取り入れている人たちがいて、そうした方々にも私の考え方を伝えたかったので。

3月にニューヨークで音楽家向けのワークショップを行いますが、そこではこの考え方もデモンストレーションしてくるつもりです。

「意図の仕方」がテーマ

テーマは、よりよい体の使い方を実現する基本の一つ、意図の仕方についてです。

「よりよい体の使い方を実現する」、つまり、体の使い方に変化を与えることですが、この際にはだいたい私たちの意識の仕方が関係してきます。その際に、どのような意図を持つべきなのか、がテーマです。

よりよい体の使い方の出発点であり、非常に重要な部分です。これについては、今まで理論的な背景はあまりなく、経験的にやってきただけとなっていました。そこにメスを入れて、理論的背景となる仮説を提示した形です。

アレクサンダーテクニークがなぜ効果的なものとなるのか、に答える一つの理論的背景にあたると思います。同時に、現状のアレクサンダーテクニークの補うべき点もみえてきてしまうのですが。。



要約だけ日本語に

ポール先生
いずれ日本語でもと思いますが、けっこうな長文になってしまったので、その要約部分だけ日本語に翻訳しました

要約では結論だけとなってしまってますが、本文では、歌唱姿勢形成野球、テニスといった様々な事例を取り上げています。特に、歌唱についてはたくさん書きましたので、歌手の方には参考になると思います。

唇のあたりで音を作る」といいんです。これには理由があり、それも本文に示しています。これ以外にも、なぜ声帯に負荷をかけてしまいやすいのか、ロングパッセージを歌うのに必要なこと、なども図とともに示しています。

事例も多く挙げましたし、図とともに詳しく解説しているので、読者がこれを参考に自分の活動で試しやすくなっていると思います。

英語に抵抗がなければ、ぜひ本文の方を参考にしていただければと思います。(純日本人ですから、そんなに難しい英語は使ってません。本当は使って箔をつけたいですが。。)

英語レポートはこちら

要約

有利な体の使い方のための効果的な意図の仕方
Effective way of intention for our advantageous use

過剰な筋緊張を避けるための意図の仕方に原則があるように考えています。その原則となる意図の仕方は、「何かの動作をする際に、その動作の本来の目的を実行しようとし、その動作をもたらす筋や関節は勝手に働いてくれるように意図する」というものです。この意図の仕方を「本来目的意図(Original objective intention)」としました。この意図が効果的な理由は、私たちは「筋を使おう」とする意図を無自覚に持っていやすく、これが過剰な筋緊張をもたらしてしまうからです。そして、意識的に動作の仕方を変えようとする際にも、「筋を使おう」とする意図に類似する意図をもつ形になりやすく、意識的に変化を与えようと思った際でも、動作の仕方を大きくは変えられなくなっています。本来目的意図は、これを代替する効果的な意図となり、過剰な筋緊張を避けやすくなります。

この本来目的意図を一般原則の一つと考えると次のことがいえます。私たちがよりよい体の使い方を実現していくために何を意図すべきかは、私たちが本来または実際にしていることを再認識していくことを通じて、把握することができるということです。しかし、私たちが行なっていることのいくつかのことは、非宣言的(暗示的)な学習によって行なってきたものだったため、実際に何をしているのかがわからなくなっていたりします。その一つが、私たちが動作をするときには、同時に体を支える活動をしている、ということです。そのため、体を支える意図をできるだけ持つ方がいいのです。

よりよい体の使い方を実行するにあたって、基本となる3つの意図があります。それは、①望んでいる目標や結果を獲得しようとする意図、②望んでいる動きをリーディングエッジとして実現する意図、③有利な体の支え方を実現する意図、です。そのうちの有利な体の支え方を実現するにあたって、カギともいえる重要な3つの意図があります。それは、①支持基底部に体重をあずけ、そこが止まっていると考えていくこと、②頭の位置と傾きを制御して、首の筋緊張を抜いていくこと、③動く際に息を吐き、腹筋群の緊張を抜いていくこと、です。このプロセスを「プレイシング(Placing)」と呼んでいます。これは、アレクサンダーテクニークのプライマリーコントロールの不備を補うものとなり、その有力な代替になると考えられます。

要約(英語)

There seems to be a general principle in our way of intention for avoiding excess muscle tension. It is to intend to carry out the original objective of an action when we are in action, and think as if the muscles and joints that make the action happen worked automatically. This way of intention is named the original objective intention. This intention works because we are likely to have “the preconscious intention to use the muscles” unknowingly, which promotes excess muscle tension. We are also likely to have the similar intentions as trying to use the muscles when we consciously try to alter our movement pattern. So, the movement pattern will not be altered much by typical conscious practice. The original objective intention could thus be an effective alternative for avoiding excess muscle tension.

Taking this way of intention as a principle, we will know what we need to intend for the better use through re-acknowledging what we actually or originally do. Some of the tasks within them have been hidden because of our non-declarative way of learning, and thus we may have missed chances to improve our use. One of those tasks is to support the body while we move, so we had better keep in mind intending it.

There are 3 fundamental intention that we should have for practicing better use: 1) the intention for desired output or goal, 2) the intention for desired movement with leading edge, and 3) the intention to support the body advantageously. For practicing advantageous way of supporting the body, there are 3 key intentions: 1) give the body weight on the base of support, and think of its stop, 2) control the head position and angle, and release muscle tension in the neck, and 3) breath out in action, and release muscle tension in the abdominal muscles. This procedure is named “Placing”, and it could be a potential alternative of the Primary control in the Alexander technique because it makes up for some of the shortages in the Primary control.

以上です。ちなみに、ポール・レポートは他にもいくつかあるんです。
それはこの英語ブログのサイトで見れます。








レッスンで体感してください

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