「えっ、何?」と私も最初見たときに思いました。
実は、これは「毎日できる簡単肩こり体操」でご紹介した松平浩(まつだいら こう)先生の本のタイトル「腰痛借金 痛みは消える!」(辰巳出版)です。
「毎日できる簡単肩こり体操」(松平浩著)はこちらで紹介しています。
肩こり対策にはこの一冊 あけましておめでとうございます。 今年も読者の方の体の使い方改善に向けて、できるだけわかりやすくそのコツをお伝えしていこうと思います。 この元旦に出版された素...
腰痛借金 痛みは消える!
腰痛借金というのは、腰にかかるストレス(負荷、負担)を借金に見立てたもので、溜まったり、積み重なる感じを表現されているようです。それで、借金を完済するように、腰痛も日頃の体の使い方やエクササイズで改善していけるのだと。
本の帯には次のように説明されています。
腰痛は体に溜まる「借金」です。完済は健康への最速・最強の近道!
内容をちょっと掘り下げていくと、腰痛には3つの借金のタイプがあるということです。
- 上半身を支える柱となる「背骨」
- 背筋や腹筋などの「筋」
- 精神的なストレスといった「心」
この「背骨」「筋」「心」に腰痛借金が溜まっていくとなっています。
松平先生は、2015年に放映されたNHKスペシャル「腰痛・治療革命」で注目された整形外科医であり、腰痛研究の第一人者の先生です。
そのときに紹介された体操で、息を吐いて体を反らす「これだけ体操」ももちろんこの中で詳しく説明されていますし、他の体操やストレッチなども紹介されています。
勝平純司先生との共著
そして、この本は、バイオメカニクスが専門の勝平純司先生(新潟医療福祉大学准教授)との共著です。
医学書院の勝平先生の「介助にいかすバイオメカニクス」は随分参考にさせていただきました。プロ向けの本ですけど、バイオメカニクスの基本がとてもわかりやすく説明されていますし、図解も豊富です。
なので、本書にもバイオメカニクス的な解説が多くなされています。
日常生活動作や心理面も解説
日常生活動作も全般的に解説されています。
- 歩く
- 立ち上がる・座る
- 寝具からの起き上がり
- 持ち上げ
- せき・くしゃみ
- 階段の昇り降り
- そしてスマホ操作まで
「痛みは脳で感じる」ことについても説明されています。ストレスが多くて心の状態がよくないと、より痛みを感じてしまうことになり、さらにそれがストレスとなってのしかかる。多重負債の状態になってしまうと。
体の使い方だけでなく、心理面・気持ち面のあり方についても解説されています。
腰痛に悩んでいて、改善を目指されている方はぜひ参考にしてみてください。
コメント