アレクサンダーテクニークの世界の教師達のグループで、この関節を鳴らす行為の記事が紹介されました。
Should I worry about my clicking joints – and stop cracking my knuckles?
(訳:関節のクリック音は、心配すべきことでしょうか?そして、指の関節を鳴らすのはやめるべきでしょうか?)
要約するとこのような感じ。
指の関節を鳴らすことは一般的に関節炎を引き起こす証拠はないが、関節の腫れや握力の低下を引き起こす可能性がある。しかし、握力低下との相関は疑われ、鳴らすことが主に喫煙や飲酒と関連していた。関節がクリック、ポップ、カラカラ音を伴う場合、痛みや腫れがある場合、または関節の形状に急な変化がある場合は、専門家に相談するべき。指の関節を過度に鳴らすことは怪我を引き起こす可能性がある。注意が必要。
以前は首がこると、首の関節を鳴らしていました。確かに一時的にすっきりする感じがしました。しかし、その後も首のこりの不快さは続きました。その後、関節を鳴らすのはよくないと聞き、鳴らすのをやめました。その頃にアレクサンダーテクニークを学び始めたので、何が効果的だったのかわからないのですが、今は以前に感じていた首のこりもありません。ときどき感じることもあるけれど、鳴らすことはしていません。
現在の私の見解としては、関節を鳴らすのは、やはりやらない方がいい、です。
関節をポキッとするクリッキングは一時的にすっきりする感覚を感じるだけで、構造的・機能的には問題を改善させるものではなく、むしろ握力低下等の悪影響があると。そして、私が特にクリッキングに感じるデメリットは、その関節に注意が向かいやすくなるということです。
「頭を動かす」意図の行為と「首を動かす」意図の行為では筋反応が変わり、後者の方が筋収縮が進む可能性が高いと感じます。首でクリッキングをすると、首に注意が向かいやすく、より「首を動かす」動作感覚が定着しやすくなり、首を固める反応から脱却しにくくなることです。
昔はカイロプラクティックにいったときに、よくポキポキやってもらってたんですよね。。確かに修正された感覚は得たんだけども、恒常的によくなったかと言われると、なんとも言えなかったというのが正直なところです。
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