ライダウンワークを身近なパートナーとやってみよう!(解説動画あり)

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ライダウンワークのやり方を動画で解説

ライダウンワークは、体の各部の余計な筋肉の緊張を抜くにはとても効果的なワークで、アレクサンダーテクニークの個人レッスンではよくやります。

訓練された指導者にやってもらうと最も効果的ではあるのですが、そうでない一般の人同士でやることにも意義があるんですよね。

で、完璧ではなくとも、お互いにマッサージやストレッチをするような感覚でやってもらえるといいなと思い、やり方を解説する動画を作りました。

夫婦で、恋人と、親子で、友人と、親戚と、ぜひ見よう見まねでやってみてください。きっと興味深く感じられるでしょうし、ラクになれる感覚も得られると思いますよ。

最初は解説です。5分15秒くらいから実際のやり方となっています。Let’s Try!!



きっかけ

実は私の姉が首が痛いというのでレッスンをしていたのですが、ライダウンワークをすると「あれ、首がラクになった」とすぐに変化を感じたそうです。

それで興味を持って、姉が身の回りの人にライダウンワークを見よう見まねでやったんですが、それによって受けた人が「けっこう力が抜けないもんなんだね」と気づきを持ったそうなんです。

余計な筋緊張、つまり余計な力は、まずそれが入っていることに気づかないことには、抜きようがないですからね。

これに加えて、他にも意義があるんですよね。動画でも触れているんですが、まとめておきます。

ライダウンワークをやる3つの意義

①余計な筋緊張への気づきを促したり、緊張を抜きやすくなる

私たちは筋肉を収縮させて動きます。しかし、多くの場合、筋収縮を過剰にしていやすい。そして、多くの人はこの筋収縮の過剰性に気づいておらず、放置しています。これは、腰痛をはじめ、様々な体の問題をもたらしています。

筋収縮の過剰性に私たちは気づくことができ、それをやめることができるんです。ライダウンワークはこれを実現しやすくしてくれるワークになります。

②身近な人・パートナーの筋感覚を感じられるなど、互いをより深く知ることになる

私たちは他者の筋緊張の感覚を知ることができるんです。特に手で触れているとよくわかります。パートナーに触れて行う社交ダンスの人は、これをよく知っています。

パートナーの筋緊張の加え方を知るというのは、多くの人にとって経験したことのないコミュニケーションとなるでしょう。「この人は、こういう緊張を入れていたんだ」という感じで。パートナーの新しい側面を知ることになります。これは、とても興味深く感じるでしょう。

③丁寧に体を導くことで、身近な人・パートナーに「尊重の思い」を伝えられる(感じられる)

「人の体に触れて動かしていく」というのは、単純なことではありますが、これが実に奥深いんですね。相手を大切に思う気持ちが自然に出てくるし、そしてそれが相手に伝わる。

「私にとってあなたは大切な存在です」と言葉でいうのは、照れくさくてなかなか言えない人も多いんじゃないですか。でも、これを言葉ではなく伝えられるんです。

と、こういう意義があり、単に筋緊張を抜くのにとどまらないんですね。

ワークをやるときの2つのポイント

一応、実施者と受け手の立場がありますが、それぞれの立場で役割があり、二人での共同ワークとなります。次のポイントに留意してやってください。

①体の重さの感覚を意識する=体に重力が働いている感覚

受け手の人は、自分で体を動かしてしまわないようにすることです。これが、簡単なようでいて、できない人はけっこう多いですよ。自分ができなかったとしても、それは普通のことですので安心してください。

特に上腕を動かすときや、頭を動かすときには、自分で動かしてしまいやすいかもしれません。

なんどもやっていくことで、これが抜けるようになってきます。毎回、腕の重さ、頭の重さを思い出し、それを手放すようにしていってください。

動かす人も、受け手の人の体の重さを感じていけるようにしてください。「こういう落ちる動きをするよね」「こう傾く感じになるよね」と、色々と想像しながらやってあげるといいでしょう。

あまり速く動かすと、受け手の人は力を抜きにくくなると思います。ゆっくりやってあげましょう。

②動かす人は、受け手の人のことだけでなく、自身の体の使い方にも気づくようにする

これはアレクサンダーテクニークの指導者の訓練では、基本中の基本なんです。
指導者自身が体を緊張させていたら、触れられるクライアントも緊張を抜けませんからね。

受け手の人をどう動かすかを考えつつも、頭の片隅で自分の体の使い方に時々でもいいので、気づくようにしてみてください。

特に、「支持部位に体重を預ける」ことと、「息をつめず、ため息のような息を吐くこと」です。これは、腹筋の筋緊張を抜くための処置です。

他にも、本当は首の筋緊張を抜く、腕をぶら下げる感じで肩の筋緊張を抜く、などができたら、なおよいですが。。

 

さいごに、

実施者と受け手の立場がありますが、それぞれの立場で役割があり、二人での共同ワークとなります。

「過剰な筋緊張が抜けた!」と感じられたときは、不思議な感じがすると思いますよ。まあ、ぜひやってみてください。

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