アレクサンダーテクニーク– tag –
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【論考】有利な体の使い方
第9章 心理的プレッシャーと情動の体位維持活動への影響とその対処(その5)
【3. ネガティブな情動への反応と対処(つづき)】 心配や不安,切迫感が継続する際の反応と対処 仕事上や生活上の責任を過度に負うことが続いたり,厳しい競走にさらされたり,経済的に不安定な状態が継続するなどの際には,成し遂げようとする切迫感や... -
【論考】有利な体の使い方
第9章 心理的プレッシャーと情動の体位維持活動への影響とその対処(その3)
【2. 心理的プレッシャーを受ける時の対処(つづき)】 見られること,見ることを受け入れる 私達は人前に出て何かの行為をする際に心理的プレッシャーを受けやすい。演奏の本番,スポーツの試合,プレゼンテーション,スピーチ,特定の人を前にして話す... -
【論考】有利な体の使い方
第9章 心理的プレッシャーと情動の体位維持活動への影響とその対処(その2)
【2. 心理的プレッシャーを受ける時の対処】 心理的プレッシャーを受けた際に実行者がよりよいパフォーマンスを実現するための対処とは,実行者がこれまでに述べた有利な体の使い方を意図して実現することである。これが即席保全の自動プログラムからの脱... -
【論考】有利な体の使い方
第9章 心理的プレッシャーと情動の体位維持活動への影響とその対処(その1)
【1. 心理的プレッシャーを受けた時の体の反応】 私達が心理的なプレッシャーを受けるときとしては,舞台本番での歌唱,演奏,演技や,大勢の前でのスピーチやプレゼンテーション,スポーツや武道の試合,試合中の勝負所などを挙げられるだろう。体と心理... -
【論考】有利な体の使い方
第8章 有利な呼吸,発声の実現方法(その8)
【8. 管楽器演奏時に気をつけたいこと】 管楽器演奏における目的端先導の意図 有利意図の人が管楽器演奏をする際に持つべき目的端先導の意図は,発声と同様の考えで「相手に届く音を出す」となる。また,楽器に息を吹き込んでいくために,楽器まで息の圧... -
【論考】有利な体の使い方
第8章 有利な呼吸,発声の実現方法(その7)
【7. 歌唱や演技の際の発声で気をつけたいこと】 歌唱や演技の活動では,実行者は会話の場合とは異なり,より大きい音量,より高い音程,より低い音程の音の発声が求められる。このため,会話時以上に強い呼息の圧力や多い呼息の量が求められることになる... -
【論考】有利な体の使い方
第8章 有利な呼吸,発声の実現方法(その6)
【6. 会話やプレゼンテーション時に気をつけたいこと】 実行者は立骨重心制御と重鎮基底制動を実現しながら発声を行うだけで,発声しやすく感じるかもしれない。また,より響く声を出せたり,軽く声を出せるようになるかもしれない。有利意図の人は会話や... -
【論考】有利な体の使い方
第8章 有利な呼吸,発声の実現方法(その5)
【5. 有利な発声の実現方法(つづき)】 喉を閉めない よりよい発声を目指す人は,仮声帯を閉じるバルサルバ操作の反応を抑制するべきである。実行者は,バルサルバ操作の採用を習慣にしていると,発声時に腹筋群を筋収縮させた際に仮声帯を閉じる反応を... -
【論考】有利な体の使い方
第8章 有利な呼吸,発声の実現方法(その4)
【5. 有利な発声の実現方法】 発声における目的端先導の意図 呼吸の目的端先導の意図は「鼻や口から,息を吐いたり吸ったりする」であったが,発声の目的端先導の意図は「相手に届く声を出す」になる。呼吸は「空気を動かすこと」が目的だったが,発声は... -
【論考】有利な体の使い方
第8章 有利な呼吸,発声の実現方法(その3)
【3. 有利な安静呼吸の実現方法】 デスクワーク,読書,座った状態での細かい手作業など一定の姿勢を継続させていて,大きな動きが伴わないような活動をしている時は,実行者は安静呼吸といってそれほど換気量を必要としない呼吸活動を行っているだろう。...