アレクサンダーテクニーク– tag –
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【論考】有利な体の使い方
第8章 有利な呼吸,発声の実現方法(その2)
【2. 呼吸における目的端先導の意図】 呼吸活動は内的な動きであり,筋による活動である。このため,他の部位の動きと同様に,実行者が持つべき目的端先導の意図がある。呼吸の場合の導くべき先導端は「息」となる。より具体的には「鼻や口から,息を吐い... -
【論考】有利な体の使い方
第8章 有利な呼吸,発声の実現方法(その1)
呼吸は,私達の意図を必要とせず自律的に行われるものでもある。放っておいても呼吸は行われるため,私達は呼吸のことをあまり考えなくなる。体位維持活動と同じである。注意しなくとも達成できるために,私達は呼吸の仕方を自身の習慣に任せる形になる。... -
【論考】有利な体の使い方
第7章 有利な動作の実現方法(その7)
【4. 体軸の動作(椅子から立つ/座る,歩行,体軸のひねり等)(つづき)】 体軸のひねり(スイングの動き) 野球のバットのスイングや,ゴルフクラブのスイング,武道における蹴りの動きは,実行者が足底を止めていて体軸をひねる動作を含む動作になる... -
【論考】有利な体の使い方
第7章 有利な動作の実現方法(その6)
【4. 体軸の動作(椅子から立つ/座る,歩行,体軸のひねり等)(つづき)】 歩行 有利意図の人が歩行で意図すべきことは「足底の摩擦による抑止を基にして,頭と胴体を前に導き,それに応じて脚を出す」ことである。 一定の割合の人は,歩行を「脚を動か... -
【論考】有利な体の使い方
第7章 有利な動作の実現方法(その5)
【4. 体軸の動作(椅子から立つ/座る,歩行,体軸のひねり等)(つづき)】 椅子から立つ/座る動作 椅子から立ち上がったり,座ったりする動作は,中腰の体位維持の仕方を動作へ応用したものにあたる。実行者が,自身の前後の重量バランスを考えるべき... -
【論考】有利な体の使い方
第7章 有利な動作の実現方法(その4)
【4. 体軸の動作(椅子から立つ/座る,歩行,体軸のひねり等)】 ここでは膝と股関節を曲げて中腰になること,椅子から立つ・座る動作,歩行動作,体軸のひねりの動作など,体軸を動かす動作について有利意図の人が持つべき指示の仕方を説明する。有利意... -
【論考】有利な体の使い方
第7章 有利な動作の実現方法(その3)
【3. 腕や脚の動作】 参考動作1:ゴルフのスイング ゴルフのスイングでは実行者は中腰になるが,実行者は立骨重心制御で足底全体に体重がかかるように脚や殿部を動かし,体の重心を足底上の適切位置に位置づける。その状態に導けたかどうかは,呼吸をし... -
【論考】有利な体の使い方
第7章 有利な動作の実現方法(その2)
【3. 腕や脚の動作】 固有制動先を考慮する 有利意図の人は,動作の際に重鎮基底制動と目的端先導を意図して実行するだけでも,多くの行為を腹筋群と首の筋群を過剰に筋緊張させずに行うことができ,一定の効果を得られるだろう。より大きな力やスピード... -
【論考】有利な体の使い方
第7章 有利な動作の実現方法(その1)
ここでは,有利意図の人が動作時の重鎮基底制動と目的端先導を実現させる具体的な指示の仕方を示し,いくつかの基本的な体の動きについてそれらの応用の仕方を説明する。多様にある全ての行為について採り上げることができないため,読者が自身の生活やパ... -
【論考】有利な体の使い方
第6章 有利な体位維持の仕方の実現方法(その8)
【6. 座位時の指示の仕方】 椅子に座る座位(背もたれを用いない) ここでは,椅子に座る座位で,まずは背もたれを用いずに上半身直立にする状態を実現するための指示について考える。私達は座位でも立骨重心制御をしていくことで,その状態を有利なもの...