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【論考】有利な体の使い方
有利な体の使い方:第1章その1
第1章 静止時の有利な体位維持の仕方 1. 有利な体位維持の仕方のための二つの条件 私達が自身の体位維持の仕方を有利なものにするためには,次の二つの条件を実現するように制御する必要があると考えている。一つは,一つ一つの体... -
【論考】有利な体の使い方
有利な体の使い方:序論その4
【主張の概要】 以下に,本論考における私の主張の概要を述べる。 私達は,起きている間は常に自身の体を支えている。体位を維持する活動を行っている。一定の割合の人がこの体位維持の仕方を不利なものにしてしまうと,私はアレクサンダー・テクニークを... -
【論考】有利な体の使い方
有利な体の使い方:序論その3
【フォーゲルバッハの見解の延長にあたる】 動作時の姿勢制御について,既存の一つの見解がある。ドイツの理学療法士のクライン・フォーゲルバッハの見解である。いわてリハビリテーションセンター機能回復療法部理学療法科長の福士宏紀は,共著『運動連鎖... -
【論考】有利な体の使い方
有利な体の使い方:序論その2
【スポーツや音楽演奏,痛みの緩和など様々なことに役立つ】 音楽や演技の分野に比べると,スポーツ分野ではアレクサンダー・テクニーク(AT)の導入がそれほど進んでいない。ATを洗練させた私の提案する方法は,大きな力の発揮や,速い速度の動作の際にお... -
【論考】有利な体の使い方
有利な体の使い方:序論その1
これから、私の論考「有利な体の使い方ー姿勢・動作・発声・呼吸ー」をこのブログを通じてご紹介していこうと思います。 以前に書いていたもので、身技レッスンの指導者クラスに在籍された方には配布していましたが、一般への公表はこれが初めてです。アレ... -
基本
マネージメントするべき「基本3点セット」
【基本3点セットとは】 体の使い方を是正していくときは、マルチタスキングとなる話をしました。マルチタスキングといっても、動作や行為ごとに完全に異なるマルチタスクとなるわけでもありません。共通するところもあります。 その共通するところこそ全... -
基本
是正はマルチタスキング
前回まででここまで来ましたが、もう一つ頭の片隅に入れておきたいことがあります。 【マルチタスクとなる】 体の使い方に変化を与える際は、マルチタスクとなるということです。 動きを変えるというと、シングルタスクで該当の動きだけ変化を与えることの... -
基本
「リーディングエッジ」で、陥りやすいワナから抜け出す
【リーディングエッジとは】 体の使い方の基本 その4です。 体の使い方に変化を与える際の意識の仕方としては、「本来の目的を意図すること」を勧めました。「本来の目的を意図すること」は、「何を動かすのか」を考えて、それを動かそうとする意識となり... -
基本
「初心にかえる」が意識のコツ
体の使い方の基本【その3】【字を書くときの意図は?】 「本来の目的を実現しようと意図すること」を補足していきますね。 例えば、あなたが字を紙に書くとしましょう。きっと何気なく書かれるでしょう。 普通は、書く文字や文章のことは考えるが、どう体を使っているかなんて気にし... -
基本
意識の仕方のルール
体の使い方の基本【その2】前回の投稿で「体の支え方」に注目して、それを最小限の筋収縮で行うようにすることを目指しましょう、とご提案しましたね。 この点について、もう少し説明していきます。 体の使い方に変化を与えていくときに、とっても大事なことがあります。 それは「目...